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2005年5月の記事

室井せんせいのプロ魂


先日のってみた「ラブレター」企画、なんと、作家・室井せんせいは、可愛いお尻を痛めつつ、予定の仕事を全部こなしつつ、全員にコメントをくださいました!
感動と感激でいっぱいです。ありがとうございます。

締切は絶対守る、という室井せんせい。
プロだ、仕事という責任を負うからにはそーでなくちゃいかん、と仕事を休みがちなわたしは感心していたのですが、本当に全員の文をチェックして、再投稿の場合はきちんと比較して、簡潔な感想と的確なアドバイスをつけるなんて。どれだけ心身の疲れる作業だったかと思います。
しかも一度はたどり着けなかったトラバも見捨てず、何度も訪ねてみる律儀さ。
仕事人の鑑であります。

室井せんせいの愛と根性を糧に、8月末の締切までに推敲&再投稿する予定です。
「孕む」の表現は、迷いつつも「危険を孕む」的に意味を含ませたくて使ったのですが、やっぱりわかりにくいようなので、もうちょっと考えたいと思います。
ともあれ、背景もなにもない短い文でどれだけ伝えられるかまったくわからなかった状態から、一歩前進できてうれしい限りです。精進します。

以下、せっかくですので、いただいたアドバイスを転記させていただきます。

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【くじらになれたら。】
 最高。上手いねぇ。けど、――わたしの人生があなたみたいな人を孕むなんて予想もしなかった――、ちゅーのはどういうこと? これは友人以上、恋人未満の男に宛てた手紙だよね。――へその緒がつながっているんじゃないかって――っていう最高の一言でそのぐらい深い絆なんだってことはわかるから。この一行だけ過剰かも。

ラブレター


すっかりごぶさたしていたこのblog、室井佑月さんの「あたしについてきな」にほだされて、最近一番書きたかったラブレターを書いてみました。

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1、友人のあなたへ
2、佐冬くじら
3、30歳
4、友人

 あなたを「あなた」と呼んでいる理由は簡単で、あなたの名前が長いから。わたしの中ではとても自然だけれど、声に出した瞬間おかしな色になってること、気付いています。まるで「長年連れ添った夫」に話し掛けているようで、たぶん、わたしたちの関係を勘ぐりたくなる理由のひとつだよね。
 知ってる?わたしはあなたをとても好きだけれど、恋には落ちれませんでした。あなたがしあわせじゃないことも、しあわせになるために必要なものも、手にとるようにわかったけれど、同時に、わたしでは与えられないこともわかってしまった。どうしようもなく惹かれたけれど、どうしようもなく醒めていました。
 たとえばあなたがライオンだとしたら、わたしはオオカミかなにかで、同じ獲物を追ってしまうのです。わたしはあなたの前でメスにはなれなくて、肉体関係にあっても、いつも、空々しかった。そんなわたしに気付くことなく、無邪気にじゃれるあなたが、いつも、かなしかった。
 へその緒がつながってるんじゃないかって、思うことがあります。赤い糸なんて生易しいものじゃなくて、もっと生生しい、煩わしい、しがらみみたいなもの。わたしの人生があなたみたいな人を孕むなんて予想もしていなかったから、うまくやっていく方法はまだわかりません。日常が侵食されることもしばしばです。それでも覚悟だけは決めました、こうして生きていくしかないって。あなたを愛してます。
 あなたが死ぬときわたしの胸はきっと痛むから、1秒でもいい、わたしより長く、生きていてください。
 
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自分の中でも未消化な部分があって、中途半端に客観化している気がします。
他の人に気持ちが伝わるように、わがままじゃなく文章を書くって難しいですね。
作家さんってすごい。

 

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