うつ、の与えてくれること
「うつ」はフツウのことで、
素晴らしいキッカケなんだ。
コミュニティ・ファシリテーション研究所のノリさんの
気負わない心の持ちようを
すこしでも多くの人に知ってもらいたくて
ご本人の承諾を得て、ご紹介。
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うつ、
ってあって当たり前なんだ。
だって僕らが自分というアイデンティティを保っている限り
僕らはアイデンティティの枠と自分の理想との葛藤があるわけで、
そのとき、ひとつの形として
うつ
という表出が見られる。
アイデンティティの枠を広げようと
人生や世界が自分に挑んでくるとき、
僕らは
うつ
を体験するかもしれない。
うつ
とつきあうということは
ごく当たり前の作業のスタートのサインだ。
僕はそうとらえて生きている種類の人間なので、
ポジティブに考えよう
などとは決して言わない。
気分が上がったり下がったりして
生きていることがごく自然だし、
その中で僕らが自分を知り、
新しい自分を見つけ、
それを生き始めることが
どんなにか素晴らしいことか。
うつにいるときには
まだ生きられていない自分の何かに気づくこと
そしてそれを止めているものに気づくこと
最後にそこに静かにい続けてどこに進むのか見定めること
静かに時を待つ感じ、
僕の場合。
豊かな時間だ。
うつにいる人のために
周囲の世界がそれを大切に
待ってくれるようになるといいよな。
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ノリコラムとは改行が違いますが、
いずれもノリさんの意向に拠るものです。
いま苦しんでいる人たち
苦しむ人のそばにいる人たち
どうか、あせらないで
あきらめないで
しょっちゅう人生投げたくなっている
わたしが言うのはおかしいけれど
苦しい自分
痛い自分
逃げたい自分
笑っちゃう自分
責める自分
ぜんぶもれなく自分の一部で
ダメダメな自分も決して敵ではなく
自分のことが好きで守りたくて
自分が認識している"自分"に
ダメだと否定されてでも
守りたくて精一杯
自分を優先することと
ワガママは違う
うつって、自分の中にいる
いままで無視してきた"自分"の
尊重して欲しいというアピール
このあたりは
葛藤解決ファシリテーターで
セラピストのDayaさんが
実体験を交えて書かれている日記が
とてもわかりやすく、感動的でした。
「欝はメッセージです。」
個人的には
うつは社会病だと考えていて、
社会システム、つまり、個々人が
自分優先を選択していくことで
それを許し合うことで
うつでない人だってラクになる。
だから、自分を優先していこう。
誰かの心に響くことを願って。
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なんだか泣けた。
ありがとう
投稿: のりこ | 2009.08.03 17:05
>のりこさん
うつって、筋肉痛にも似ているかもしれない。
その筋肉を鍛えるか、
使うのをやめるか、
痛くならない方法を探すか…
せっかくのサイン、有効活用できたらいいなあと思います。
投稿: くじら | 2009.08.07 17:50