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プレッシャーと男性性

兆候は12月下旬あたりから

まず、腸にガスがやけにたまる。
ホルモン周期かと思ったけれど
1週間以上続く。

胃がおもたい。舌が荒れる。
甘いものを減らしても良くならない。

ここしばらく必要性を感じていなかった
お酒を手放せなくなっていき、
日によっては飲みすぎて吐く。

性欲がまったくない。
女性として扱われると嫌悪感をもつ。

夢の中で、夢を感じているのとは別に、
客観的な自分がいて、
その場面や環境にイライラしている。
「違う、これじゃなくて…」と焦るかんじが
何日か続いて、寝起きがスッキリしない。

などなど
たくさんあらわれた症状の根っこが
ふとしたことで、わかりました。

「りきみ」

ガチガチに、力が入っていた。

年末の旅行を、予想以上の
良い感じで過ごすことができ、
しんどかった耕耘期が終わり、
いよいよ種まき・活動期だ!

夢を実現させよう。
どんな夢を、どう形作ろう?
いまの自分ならきっとうまくやれるはずだ。
もっとしあわせになろう。
自分を役立てていこう。
世の中の不幸を減らそう。
ようやく「意味ある人生」を始められる。
自分の人生を生きることができる…

そんな風に意気込んで
意気揚々と描いていた未来や
それに向けた行動計画は、
自分自身に、思いもしないほどの
プレッシャーを与えていた。

「これから」得るものばかり見て
ワクワクしている自分とは裏腹に

胃腸は緊張からうまく働かなくなり
すこしでも緊張を和らげようと酒を飲み
ゴスペル体験レッスンにも出かけられず
どんどん、見慣れた「ダメ人間」になっていく。
「動きたくない人」が自己主張する。

そんな自分にがっかりしたり
落ち込まなくなったのは進歩だったけれど、
理由はまったくわからないままだった。


そんな折に、友人とのチャットの中で
 自分たちが遭遇するさまざまな葛藤は
 根っこをたどると、だいたいは同じ。
 それなのに、毎度毎度、右往左往して
 まったく人間てヒマだなあ。ほほえましいなあ。
などと言っていたら

それで十分じゃないか!

そう思ってしまった。
そして力が抜けた。

比喩でもなんでもなく
身体がぐにゃぐにゃになって
しばらくのびていた。


なにかを情熱的にやり遂げなくても
世の中に良いインパクトを与えなくても
誰かに感謝されるシステムを築かなくても

目の前の物事現象に面白みを見つけたり
ここにある平和にくつろいで笑ったり
誰かをいとしく思ったり

それだって、十分、しあわせじゃないか。
そんな心持ちで過ごす人生も
「しあわせに生きている」という点では同じ。
つまり、人生の意味を成すのだ。


これから再始動するにあたって
効率性やコストパフォーマンスに
しばられるのはナンセンスだと思っていた。
だけど、世間の評価には、こだわっていたんだ。

いまのこの社会に認められる
一番の近道は、男性のように進むこと。
ルールを守り、しっかりと、安定していること。
気まぐれで、ふわふわした女性らしさとは
相容れない価値観。

絶対的な安定によって、
安心や信頼がうまれる。
やわらかく不安定なものによって、
進化や創造が見出される。

目標を定めて突き進む男性性の力
すべてを受け容れる女性性の器

しあわせへの近道は、
両輪バランスよく進むことだ。


わたしはすっかり
男性性に傾いていた。
ガツガツ、さばさば、ぐんぐんと
先へ先へ進もうとしていた。

こういう精神状態はおそらく
ホルモンバランスにも影響したから
女としての性に関心がなくなっていたし、
口唇がやたらと乾いたり
肌が乾燥気味になっているのも、
無関係ではないだろう。

この何年かの年明け最初の周期は
どーんと長くなるのが疑問だったのだけど、
もしかすると、いや十中八九、
わたしは毎年毎年
「今年こそは!」と力んでいたのだ。

ああ、なんたるバカっぷり。
なんたるかわいらしさ。

わたしはいつだって頑張っていたのだ。
見当違いだとも知らずに
大真面目に、心から、頑張っていた。
しあわせになりたくて。

そのしあわせが
わたしの望むものではないとき
心の中に抵抗分子がうまれる。
「生きたくない」「動きたくない」
しゃがみこんで駄々をこねる子供のように
身体を張って、止めてくれる。

どっちも、必死。
文字通り、必死。
だって、しあわせこそが目標だから。
それが手に入らないなら
生きている意味が消えてしまうから。

いつも必死な自分に
心からのねぎらいと、感謝を。

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