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存在肯定と経済システム

元)心理療法家・現)整体師
奥谷まゆみさんの著書 「おんなみち」によると
人間の本能には2段階ある。

自己保存本能と種族維持本能。

自分が生きていくこと
そのための自己主張を
なにより大切にする時期から

種族繁栄のため
周囲の幸せのために
動こうとする時期へ

そしてまた、自分のために。

これに則って考えると、
わたしは物心ついたときから
「自己保存」のために
「種族維持」活動をすることが
やたら多かった気がする。

『なにかの役に立っているんだから
 わたしのことを大切にしてね。』

逆に言えば、役に立たなければ
存在意義がないと思っていた。
ゆるされないと。無意味なんだと。

そうしてわたしは
周囲の期待を察し
それに応えられるよう自分を加工し
提供することを繰り返してきて、
いまや、スカスカだ。

つかれきっている。
そのパターンを繰り返すのが怖くて
極力、社会と関わらないでいる。

これは誰のせいでもない、
自分が、信じられなかっただけ。
『なんの役に立たなくても、
 ここにいるだけで価値がある』
そう思えなかった。

いまも、信じきれていない。

どんなに無責任な使い方をしても、
人間が暮らせなくなるだけで、
地球そのものはきっと残るし

家の中で気分よく日々をたのしんでいる限り
すくなくとも周囲の人間は迷惑しないし

自分が考えていたほど、自分は「害」ではない。

そう思えるようになってからは、
平和な気持ちで暮らせるようになった。
自己保存のやり直しをしている気分だ。


それでも尚、ひっかかるのは
お金がないと生きていけない現実。
経済システムに生かされている自分。

お金の周りを探っていくと
「義務と権利」「協調の強制」などが見えて
わたしはどうも、これが苦手なのだ。

お手上げ。降参。ごめんなさい。
どうしてもそれが必要だというなら
生きることをあきらめます。
そう言い置いて、逃げ出したくなる。


作家・村上春樹さんの
エルサレム賞受賞スピーチ
締めくくりの部分に、こうある。

 私たちは皆、実際の、生きた精神を持っているのです。
 「システム」はそういったものではありません。
 「システム」がわれわれを食い物にすることを許してはいけません。
 「システム」に自己増殖を許してはなりません。
 「システム」が私たちをつくったのではなく、
 私たちが「システム」をつくったのです。

翻訳全文
http://www.47news.jp/47topics/e/93925.php


わたしは、食い物にされたくない。

わたしは、本能に従って生きたい。

システムがなくなったとき
わたしが生きていけないようでは、困るのだ。

システムあっての自分ではなく
自分ありきだと、言いたいのだ。

システムを「利用している」意識をもつこと。
他者との関わりをシステム任せにしないこと。
システムに感謝すること。

鍵は、このあたりにあるかもしれない。

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おんなみち
幸せ体質のつくりかた
-恋愛・SEX・出産・子育て-
「おんなのみち」を自分らしく生きるためのガイド

本能について、男女の特性について、
女性の体の月々/人生の周期と
その過ごし方、付き合い方について
とても分かりやすく書かれています。

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