« みていたかのように | トップページ | 【おかねください】について考察 »

置屋のおかみ/妊娠をのぞむこと

『親なるもの 断崖』

という漫画が
たびたびWEB広告にあらわれる。

はじめて縄文温泉に行くことになっていた日に
ふいに無料分を読み始めてしまい

望郷。のキーワードを拾った。

それからなおも気になりながら
スルーしていたら

くさくさしていたおとといの晩
コンビニで発見。立ち読み。


4年前の夏
知り合ったばかりだった
そみさんつながりの人たち中心に
浴衣で赤坂を歩くって企画をやった。
さいごはみんなでカラオケに。

浴衣をきて並んでいる
彼女たちをみていたら
なんだか、不思議なきもちだった。
ああ、平和だなあ。良かったなあ、というような。

薄暗いちいさな部屋で
女たちが浴衣でくつろいでいるのは
なんだか置屋の休憩時間みたいで
それを眺めるわたしは女将な気分で


体外受精の成功例を
続けざまにきいていたところに
対面でその熱をうけて
ふと、その気になった。

技術を買う。
文明を享受する。

そんなことにお金をつかうくらいなら…
不妊クリニック待合室の、あの雰囲気がいやだ…
通うのが大変、のんびりしていたい…
などなど
デメリットのほうが
大きく思えて
ちっともやる気にならなかったのだけど

退屈もここまで極まると
そんなことに手を出すしかない。
(などと言うと、オットは顔をしかめる。繊細だなあ。)

オットと相談のうえ
まずは排卵チェッカーを2周期。
つかっていた友人にきいて、即購入。

唾液をとって覗き見るタイプのは持っていて
使ったこともあったが
忘れたり、結果が曖昧だったり、
わたしには向かなかった。

その、腕のたしかな、結果重視の
都内のクリニックは予約いっぱいで
早くても秋になるようなので
それくらいがちょうどよさそうだ。


過去何年も
ことあるごとに
妊娠出産について
セラピーやヒーリングの
テーマにしてみて、思うに

わたしにとって
妊娠出産を望むことは
どうやら
贅沢な我儘なのである。

地球を見捨てるくらいの
覚悟がなければ
子どもを産み育てることに踏み切れない。

命をつなぐことは
欲というより
本能だろうに

わたしにとっては
それは欲なのだ。
しかも、もつべきでない欲だと認識しているらしい。


置屋のおかみは
女郎たちが身ごもれば無理に堕胎させ
出産したら即亡き者にし
一晩に十人以上でも客をとらせ
病にかかっても気がふれても
まだそれでも客をとらせた

狂気の世界に思える。

奴隷解放イベント
女王がみずからに表現をゆるしたという欲に
それは、通じるのだろうか。


時代背景
役割
正当化できる状況

借金のカタだとか
産み/育ての親による身売りだとか
国によって保証された仕組みだとか

経済発展を支えた事実

求める
応える

応えるものがいれば
さらに求めていく

無力なものを目の前に
わたしは正気を保てるのか

もし無心になったとき
あやめずにいられるのか


「忘れるな!新しい時代を生み出すのは女性であることを!

 どんなに苦しくても耐え抜いて生きた人間がいたからこそ
 次の時代と文化が生まれてきたんだ!

 その本流は女性だ!」

『親なるもの 断崖』より
http://norizi.jugem.jp/?eid=235


女性が、その強欲さを
あらわすことができる
それがゆるされる
なおかつ、それが安全である
だれかの命をおびやかすことがない

それを試されている気がする、この時代。

« みていたかのように | トップページ | 【おかねください】について考察 »

コウノトリ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 置屋のおかみ/妊娠をのぞむこと:

« みていたかのように | トップページ | 【おかねください】について考察 »

カテゴリー

無料ブログはココログ